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夏休みが始まる

12:30の電車に乗って東へ向かいました。小1時間乗ることになっていたので文庫本を広げ、読みふけっていたら隣に中学生くらい(多分1年生だと思う。小柄だった)の男の子が座りました。小さめのノートパソコンを広げています。厚みがあったので重たいだろうなあとふと、思いました。しばらくして降りる駅が近づいたのでしょう。降りる準備が始まりました。リュックをやっとの思いで持ち上げて背負います。前のめりにならないと後ろに持っていかれそうなのが見ていてわかるほど、重そうです。それからパソコンの入ったバッグ、絵の具の道具一式が入った手提げ袋、最後は上靴の入った袋、小さな体ですべての重さを足したら、どれくらいになるのだろう、とにかく、頑張って帰宅してね、と降りていく後ろ姿に心で声を掛けました。

思い起こせば私も夏休み前の終業式の日は大荷物を抱えて帰ったなあ。朝顔の植木鉢なんぞを持ち帰ったような記憶がある。あの頃は鉢も焼き物だったからそりゃあ、重たかった。ひものついた画板を肩から掛けてフーフー言いながら、時々、植木鉢を置いて休憩しながら帰ってきたのを思いだします。いつの時代になっても終業式の日は持ち物が多いようです。内容は違っても。そんなことを思いだした、瞬間でした。

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