美しいと感じる心

先日、参加した研修会で講師が「最近、美しいと感じたことはありますか。」と問いかけました。それに対して私が間髪入れずに「これ!」と思ったのが、最近、起床後に自宅の縁側から見る明け方の東の空の色でした。冬至に向かって少しずつ、日の出は遅くなっていきますが、それを迎える空の色はどう表現したらいいのでしょう。単純な赤でもなく、紫でもなく、とにかく、美しいと感じます。しばらく眺めていたいけど貴重な早朝のひと時なので泣く泣く、そこから立ち去ります。枕草子に「紫立ちたるの・・・」という一節がありますが、春の曙ではないにしろ、清少納言もこのように明け方の空を眺めたのではないかと感じました。それから1~2日後、今度は7時ごろ、すでに日が昇っています。その朝日を浴びた庭のモミジの葉の見たこともないような深紅の輝きにも思わず、息をのみました。紅葉の最期を惜しむかのようにそれから日ごとに落葉していき、今朝のモミジは数えるほどの葉を残すのみとなりましたが、最後の深紅をとどめようとしています。

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