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昭和の遺物

当園の毎月の園だよりやクラスだよりは、開園以来(昭和53年から)B4版で発行されてきました。このことに何の疑問もなく、おたよりと言えばB4版。掲載内容も掲載量もここが基準でした。開園のための認可書類もB5版で綴じられています。昭和の時代はB版が主人公でしたね。だから当園のコピー用紙は未だにA3、A4、A5、B4、B5と用意されています。規格が違うので整理すると無駄な空間が生まれますが、そんなもんでしょ、と誰も異議は唱えてこなかった。

さて、いつのころからでしょう。様々な書類がA4版になったのは。提出の書類、園内の書類、ほとんどがA4版です。唯一、毎月のおたよりがB4版。だから、棚からはみだす。

「B4版のファイルを整理したいので、収納できるBOXがほしいです。」と声を上げた保育士に事務長が「ん?!」と改めて気づきました。「ほとんどのBOXや棚は今や、A4版が収納できるもの。それをあえてB4版の収納を続けるのは、はたして適切な考え方であろうか。ならば、そのファイル、A4版ではだめなのか?」 B4版にがんじがらめになっていた私たちは「そういや、そうだ。別にこだわることもないなあ。」とまさに目からウロコが束になって落ちたのであります。

というわけで、年度途中でありますが、8月のおたよりからA4版で発行されることになりました。普通のお知らせなどはすでにA4版で発行していますから、当然といえば当然ですよね。ご家庭でのファイリングもここで変更していただかなくてはなりません。お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。

事務長はこれでようやく、A4に統一されると浮かれています。コピー用紙の収納棚もスッキリとします。私も肉体のあちこちをB4からA4に変えていかなくちゃ。収納したくてもはみ出すものが多すぎる。

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