下を向いて歩く
普段はおよそ、下を向いて歩くことはありません。特に都会の駅の構内では人の間を縫うようにして前進しますから足元なんて見ていられない。むしろ、何人か先の人の動きを察して歩かないとぶつかってしまいます。最近は、ラッシュ時の新橋駅構内を上手に歩けるようになりましたよ。
それはさておき、先日、ゴミ出しを終えて家の前のちょっとした坂道を下を向いて歩いていました。上り坂なので下を向きたくなるお年頃です。するとちびっこのカマキリと目が合いました。・・・というか、合った気がする。「蟷螂の斧」ばりに鎌を振り上げ、私を威嚇しているみたいです。つぶさないようによけて歩きましたが、気が付くとあっちとかこっちとかに潰れたカマキリを発見。みんな、ちびっこです。明らかに交通事故死です。気の毒に。多分、生まれたばかりだったのでしょう。車社会を生き抜くのは人間だけではない様子。運よく、道を渡り切って向こうの草原にたどり着けばその後の成長が保障されるのでしょう。我が家の入り口にも1匹、潰れていました。家族の誰かが轢いてしまったのだと思います。ごめんなさいね。