存在は支え合い
現在、我が家はリフォーム中です。何せ築127年の日本家屋は冬、寒い。暖房が利かない。段差が多すぎるし、大きい。というわけで高齢の両親が生活しやすいようにと着手しました。まずは、既存の床をはいでいきます。次第にあらわになる昔の三和土。なつかしいなあ、ここで石けりとかやったっけ、もちつきも味噌の仕込みも・・等(いつの時代かって?昭和の中ごろの話です)と感傷に浸っていたらシロアリの食事のあとがデーンと見えてきました。もはや、根太は仕事をする気はないとばかりにスカスカでした。幸い、広範囲ではなかった(多分)ので何とか対応してもらえるようです。担当の方が「人と同じで建物もそれぞれが支え合っているんですよ。大黒柱だけではこのありさまは支えられません。あちこちの柱や梁や他の根太が役割をはたして補い合っているんです。」なんて深い、言葉でしょう。人が支え合うのはよく言われていますが、建物もというこの話に私は大いに感動しました。感動が薄れないうちにあちこちに拡散しました。対面でね。