豊かに表現する子どもたち
明日は作品展です。すっかり、支度が整って皆様を迎えるばかりになっています。昨年に引き続き、密を避けるために時間指定をさせていただいてご覧いただく手はずを取りました。楽しいひとときになること、請け合いです。
ご家庭に配布したパンフレットに私が書いた挨拶文です。
『新型コロナウイルス感染症のトンネルはなかなか、その出口を見せてくれません。緊張感がいつまで続くのか、見通しのつかない日常です。と、感じているのは大人たち、子どもたちは登園すれば園でのいろいろな活動を十分に楽しみ、力を蓄え、心身ともに健やかに育っています。
絵画活動をはじめとする表現活動はまさに子どもたちの主体性を尊重した取り組みとなっています。もちろん、絵の具の準備や制作の環境の設定は担任の思惑の中にあるのは否めませんが、それを自分のものとして自在に使いこなすのが子どもたちです。絵の具の色を選ぶキラキラした瞳はどの年齢も同じ、画用紙の上で絵筆が躍るのも満足感に区切りをつけるのも年齢は関係ありません。そんな子どもたちを見ていると人間はつくづく表現する生き物だなあと思います。その本能たる表現活動を自由に楽しむ環境こそ、自分らしく生きることを保障するものだと感じています。
展示する絵を今年も担任とS先生とで選びました。選びきれない豊かな表現に困りました。嬉しい困り感です。私たち職員が大好きな作品展、いつまでいても飽きない空間を堪能させていただきます』