5月の園だより

風薫る5月です。空を泳ぐ鯉のぼりや木々の緑の鮮やかさに元気をいただく季節ですね。私は5月生まれなので容赦なく、年を取る時期、なるべくスルーして生きている昨今です。
【成長を感じる時】
新年度が始まって1ヶ月が経ちました。入園当初の数日はご家族を求めて泣く乳児たちを一人一人、抱っこしてその不安に寄り添う日々でした。ほんの一瞬でも泣き止んで、目の前の玩具に目を向けたり、保育士の口ずさむわらべうたに気づいたりするだけで嬉しいと感じます。見知らぬ人しかいない中で不安いっぱいの子どもたちです。そんな時にしがみつくように抱き着く姿には「他に寄る辺がないのです」と訴えているようにも感じます。ところが、1週間たち、2週間たち、そろそろ、1ヶ月が過ぎようというこの頃は、泣き声も随分、少なくなりました。場面によっては泣き声も上がりますが、保育士の膝から降りて興味の向く遊びを始めたりするようになると、急にその成長を実感するのです。慣らし保育も終了、そろそろ、1日保育になっていきます。園での生活の見通しがついてくると、笑顔が見られるようになるのです。新入園児だけではありません。職員室の窓から外を見ていると進級した子どもたちの身のこなしがわずか1カ月前からずいぶん、変わりました。ひよこ組の子どもたちは歩行が確立し、走ることとの差が出てきました。あひる組の子どもたちは一人前の走り方をしています。かなりや組は仲間と群れて遊んでいますし、ひばり組は大型遊具によく挑戦しています。つばめ組は集団遊びが盛んです。先月と比べると急に成長したみたい。帽子の色のなせる技かな、それとも進級したことによる気持ちの育ちかな、いろいろな要因が合わさって育っていくことを面白がっているような子どもたちの姿です。
【世の中の変化】
朝、畑に野菜を採りに行ったらご近所さんとお会いしたのでご挨拶、ここはいつものことです。いつもとちょっと違うのはこの先、「うちの隣の○○さんが亡くなった。家族葬で全部、終わったんだって。」とのこと。寝耳に水です。この畑からも見える家なので私にとっても近所です。知らなかったでいいのかなあ。悩ましい時代になりました。コロナ禍からこっち、葬儀の形が大きく変わりましたね。新聞の訃報欄の掲載は少なくなったし、どなたかが亡くなったとしてもその情報が入らなくなりました。以前は地域の入り口に亡くなられた方の情報が立て看板で出ていたのでそれで知ることが多かったのですが、それもなくなりました。最近でも村内で何人かの方が亡くなられたけど全く知らなくて後になって知りました。お悔やみとか、通夜とか葬儀どころの話ではないですよね。では、初盆のお見舞いはどうしたらいいの?これにも悩みます。考えてみればそのような煩わしさを避けたいということもあるのかなとも思います。平成から令和へ年号も変わりましたが、世の中の仕組みも変わりました。慣習を引きずっている私には釈然としないことばかりの昨今です。
【今月の予定】 【お願い】
20日(火)つばめ組 お茶会 門扉を前にしてお子様が駄々をこねている様子を
2回目のお茶会です。 見かけます。多分、鍵の開け閉めをやりたいと言って
31日(土)おまつり 9:00~ いるのでしょう。これは禁止事項です。大人しか触れ
メールにて詳細はお伝えします。 ないことになっています。よろしくお願いいたします。