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亡き人を偲ぶ日

先日、私の祖母の17回忌の法要を行いました。ほんの身内だけのささやかな法要としました。祖母は94才で他界しました。今でこそ、この年齢で逝かれる方が増えていますが、当時はまだ、それでも長寿だった。周囲にはこの年齢の人はおらず、初めて出会う90才以上の人間なのでありました。当時、家族としては高齢者特有の認知の問題に戸惑い、腹を立て、やるせない思いを共有していました。でも、最期まで自分で移動して排泄、入浴等、身の回りのことができました。今、思えばありがたかったなあ。

祖母のことを改めて思い出した法要の席。仏教ではこうして節目節目に法要を営みますが、亡くなった人が家族に思い出してほしいと願う日なのかなあと思います。その逆もありますね。

さて、私が御詠歌を始めて数年、この日の前日に仲間たちとお唱えすることになりました。このような席でのお唱えは初めてのことで、練習のつもりでやりましたが、それでも緊張する。まだまだ、場数を踏まねばならないことがたくさんあります。祖母に私の唱える声は届いたかなあ。

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