金木犀が香る
保育が終わり、門扉を施錠して駐車場に向かいました。あ、金木犀の香りだと気づきました。日の暮れるのが早くなり、この時間はもう夜です。日が落ちた後というのは日中よりもいろいろなにおいに気づきますね。どこかの家では魚を焼いています。石鹸のにおいがする排水が流れています。稲刈りが終わった後の田んぼのにおいも日中より際立っていると感じます。そんな中での金木犀の香りは群を抜いて存在感があります。誰かといれば共有できるところも。これに気づけるか否か、それは私の気持ちのありようも影響するかもしれません。そんな余裕がない時だってある(私にだって)。懸念を抱いていても香りに気づけるということをまだまだ、大丈夫という目安にしているのかもしれません。