12月の園だより
気がつけば今年も早、師走となりました。年賀はがきは用意しましたが、暖かかったこともあり、その気にもなれません。ようやく秋を感じたというのにもう、冬です。タンスの衣替えは道半ば。どんな服装で出かければよいのやら、この時期の服装はどんなだったか、忘れてしまいました。登園に当たって上着を着てくるようになった子どもたちですが、先日の親子遠足では磯遊びのコーナーに果敢に入っていきました。そんな子どもたちを見て、冷たい海の風を受けながら震えました。子どもたちは何よりも楽しみにしていたようです。身ぐるみ着替えを用意されたご家族、用意周到でしたね。
【鉄道大好き】
先日、役目を果たすため、高知県へ行ってきました。行かねばならないとなった時、考えることは交通手段です。地方の空港は便数も少なく、ましてや静岡空港からの直行便はありません。行くなら羽田から。まず、ここで私の鉄道の利用が優先されます。わざわざ、少し早めに羽田まで行って手続きをし、なかなか、時間通りに離陸しないことにため息をつき、飛んだら飛んだで空港から目的地まではそこそこの時間を有する。ならば、新幹線と在来線を乗り継いだ方が私の性に合っています。そこでひかり号で岡山まで。その先は土讃線の特急で高知に向かいました。待ち合わせの時間も含めて6時間くらいかかりましたが、駅についたら目的地はすぐそこです。この気軽さがいい。車内では眠ったり、ぼんやりしたり、つまりは何も考えずに過ごすことができました。また、大会終了後、空路で帰る人たちは飛行機に1時間くらいの遅れが生じていると大騒ぎ。そうです。飛行機は必ずしも定刻通りにはいかないことが多いですよね。慣れている人は上手に時間調整をしたり、別の航空会社の便に変更したりできますが、新幹線ですら、紙のチケット派の私にはとても、無理。わずか2~3分の遅れでも「お急ぎのところ、電車が遅れまして大変申し訳ありません。」とお詫びしてくれる電車に絶大の信頼を寄せている私です。ということでどこへ行くにも鉄道利用です。愛媛の松山にも、宮崎にも大分にも、もちろん東北にも鳥取、島根、いろいろな場所に鉄道で行ってきました。新幹線さえ通っていればこっちのものですが、そうでなくても安心の鉄道の旅です。ちなみに静岡市に行く時も基本は電車です。
【要望活動を通して感じたこと】
保育園の今後の運営に当たって、毎年、国(国会議員)に予算の要望活動をします。私個人ではなく、全国の保育組織の活動ですよ。言わずもがなですよね。今、保育園が抱えている課題は全国、地域の状況によって各園それぞれです。それでも共通しているのは保育人材の確保の難しさ、平たく言えば保育士さんを採用する難しさです。10年前に比べ、給与は格段に高くなりました。とは言え、全国の一般の企業の給与の平均には届きません。もちろん、給与の高さは働く者にとって大きな魅力です。でもそれだけではない。11時間開所のため、8時間勤務のシフトをいくつもつくらなければ対応できません。週40時間労働をどう実現するか、苦慮しています。また、通園バスの置き去りの事件や不適切保育の事案等、保育に対するネガティブなイメージが蔓延しています。でもね、保育は面白い。何より、子どもたちの毎日の成長の姿に感動すること、ややこしいことも起こるけど、それをどう解決していくか、職員で考えあっていくことも保育の醍醐味です。保育の魅力を発信しましょうというけれど、ここは、保護者の皆様にもお力をお借りしたいです。保育園でのお子様の育ちを大いにお友達などにお伝えください。保育の仕事の面白さは国会議員からは伝わりそうもありません。
【12月の予定】
7日(土) 子育て講演会「大人のための癒しのコンサート」 10日(火)小学校校長先生のお話
18日(水)つばめ組お茶会 19日(木)もちつき 30日(月)~1/3日(金)年末年始の休園