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4月の園だより

いつになく、桜の開花が遅い春となりました。「満を持して」という表現がぴったりくる桜の開花が待ち焦がれます。

令和6年度の保育が始まりました。年度末アンケートに書かれていた皆様のお声に襟を正し、新たなる気持ちで新年度を始めます。保護者の皆様とともにお子様の育ちを楽しみに過ごしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 

【子育ての楽しさ】

 保護者の皆様の子育てを応援するために国や市などの行政は様々な制度を打ち出しています。たとえば、保育の無償化、医療費の負担軽減、児童手当の拡充、出産育児一時金の引き上げ、男性の育休取得推進、等々、まだまだあります。このようにいろいろな手立てを尽くすから子育てを前向きに考えてね…みたいな。もちろん、子どもが成長するには多額の費用が掛かりますから、公費で負担してくれることはありがたいことですね。昭和、平成の子育てを経験してきた者にとっては今は、何と恵まれていることかとうらやましい限りです。

でも、このような施策を打ち出されても、では、子どもを産もうかとはなりにくいですよね。見方を変えると、「子育ては、お金がかかるから、大変でしょ。一人で育てるのはつらいですよね。その大変さ、辛さに制度が手を貸しますよ。」と言っているようなものです。つまり、のっけから子育ては大変と決めつけているような気がするのです。果たしてそうでしょうか。

もちろん、楽ではありませんが、面白いと感じることもありませんか。うんざりするような気持ちで始まった1日だとしてもお迎えに行った我が子が楽しそうに過ごしていたことがうかがえるとそれでいいかと思えます。連絡ノートにはちょっとしたエピソードを書く気持ちすら生まれます。つまり、1日を終えた我が子がどんな笑顔を見せてくれるのかが子育ての楽しさにつながる、言い換えれば子どもが育つ姿を見ること、感じることができる楽しさが子育ての楽しさなのではないかと思います。すべてを一人で抱え込んでいると苦しさが勝るのでとてもこんな気持ちにはなれません。

先日、こんな話を聞きました。

「自立とはたくさんのものに少しずつ、依存できるようになることである。」

人が自立するということは、人に頼らないということではなく、様々な社会資源や人間関係を自分につなげていくことなのかなと思いました。保育園はまさにこの役割を果たせる場所です。お子様がご家族以外に頼れる先、それが保育園であり、保育士です。そうして自立に向かっていきます。ご家族もまた、頼れる場所として保育園をご理解ください。

今月のお知らせ

 1日(月) 入園式 19名の新入園のお子様をお迎えいたします。“ご入園、おめでとうございます!”

 6日(土) 父母の会委員会 新年度の委員の皆様、よろしくお願いいたします。

 16日(火) ひばり組 鍵盤ハーモニカの外部講師による指導の日

 26日(金) 歩け歩け遠足:お弁当の日  各年齢別、力量に合わせた目的地を目指して歩きます。

 *クラス別懇談会  6日(土)ひばり組  13日(土)ぴよぴよ組  20日(土)つばめ組

           27日(土)あひる組  

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