6月の園だより
梅雨前線、線状降水帯、台風、何やら穏やかならぬ言葉が飛び交う季節になりました。ほどほどの雨の中の菖蒲やアジサイは風情があっていいものです。いい感じに降ってくれることを願うこの季節です。
【旧交を温める】
先日、役目上、北陸地方の県に招かれたので行ってきました。この地には私が卒業した県内の保育専門学校の同級生が何人かいます。彼女たちからせっかくこの地に来たのだから、時間を作って旧交を温めましょうということになりました。
まず、なぜ、北陸から静岡県へ?という疑問を今更ながらぶつけてみました。授業料と寮費が激安だったからだそうです。その前に地元の学校に合格しなかったからとも言っていましたが、何にせよ、ご縁をいただいたことは喜びです。私は自宅から通っていたので寮での生活は全く知りませんでした。かなりの行動力で楽しい2年間を送っていたようです。その中の一人は当時、知り合った北陸出身の国立大学の方と結婚して今に至っているとのことでした。何回か、再試験を受けてようやく単位を取得したこともあったそうですが、とにかく静岡での生活が楽しいものでよかったと県民としては思いました。当時の私は家と学校の往復、保育園を立ち上げるにあたって法人の認可を得るための書類の清書の手伝いをしたりしていました。保育の仕事をしたいから進んだ学校ではなく、父が始める保育園で仕事をするための資格を得ることが目的、年齢も2歳上だったので若干、空気感が違っていたのだと思います。
そのころの諸々を埋めるがごとくのひと時でした。ほぼ、同世代。一線から離れてボランティアをしたり、親の介護をしたりしての日々だそうです。中にはお連れ合いを亡くされた人も。でも、とても元気で学生の時の雰囲気のままだった。何はともあれ、今の私の立場がありきの時間でした。役目柄、全国各地の組織に招かれることがあります。この立場だからこそのめぐりあわせに改めて感謝をしました。
【園庭の環境づくり】
入り口の花壇にはパンジーが植えてあります。地域の方からいただいた苗です。花壇の高さは子どもたちの腰の高さなので咲いた花を摘んで素材として使うにはちょうどいい。お鍋に水を入れて運んでくるとスープにしたり、お料理のトッピングにしたりして本当によく遊んでくれます。ほとんど、摘んでしまっていよいよ終わりかな、夏の花に植え替えた方がいいかなと思っていたら週末やら、雨やらで摘まれない日々が続いていましたが、再び満を持して咲き始めました。待ってましたとばかりの雨上がりの月曜日でした。
園庭には子どもたちが興味をもって遊べるようにと工夫がなされています。時には大人の工夫の上をいく子どもたちの発見もあります。季節の変化を感じることのできる環境を大切に子どもたちの発見や気付きを引き出せる保育を展開していきたいと思っています。
【今月の予定】
2日(日)保護者会連合会 クリーン大作戦 4日(火)資源回収
11日(火)つばめ組 色水実験 18日(火)つばめ組 アジサイの絵 絵画指導
19日(水)公開保育受け入れ