人の見た目
先日、他県で駅のベンチに座っていたら、そのベンチの端っこに座っていた男性から声を掛けられました。彼は缶入りのお酒をちびちびと飲んでいます。この日中にそういう状態であることにまず、緊張しました。さて、どういう声を掛けられたかと言うと・・・
「あんたさんは、お偉いさんかね?」 「?!!」私は一瞬、何のことかわからず、以下のようなことが頭の中を駆け巡りました。
「お偉いさんって? 私は、園長で理事長で組織の副会長だけど、それが見ただけでわかるの?」あくまでも心の声です。
「そんなことないですよ。一般人ですよ。どうしてですか・・」と尋ねたら「俺は1日、こうやって人の通りを見ている。そうすると、お偉いさんかどうかは見てわかるんだよな。あんたさんもそうかと思ったんだけどな。」問わず語りに次のように話し始めました。「俺は今、仕事がなくて、駅に来るお偉いさんらしい人に声を掛けて仕事を世話してもらおうと思ってるんだけど、なかなか、うまくいかなくてねぇ。そうか、お偉いさんじゃないのか・・・」 「そうですよ、普通の人間ですよ。」
わずかな時間だったけど、こんな会話をしました。そうそう、東北なまりです。仕事の探し方にはいろいろあるなあと思いました。
で、私が言いたいのは自分がどう見られているかということを意識しなければならないということです。偉そうに見えていたのなら謙虚さが足りないことになります。体も態度も大きいのでそう見えちゃうのもあるかも。“人は見た目が100%” という言い方もあったっけ。良くも悪くも自重しなくちゃ。